食生活の改善が進んでいたにもかかわらず、なぜ2026年に再び休養を余儀なくされたのでしょうか。その最大の要因は、現代のテレビバラエティが強いる「過酷な労働環境」と「キャラクター維持のジレンマ」にあります。
バナナマンは設楽統さんが情報番組の帯MCを務める一方、日村さんはロケ番組を中心にフットワーク軽く全国を飛び回る役割を担ってきました。特に日村さんの真骨頂である「美味しそうに豪快に食べる姿」は視聴率を稼ぐ鉄板コンテンツであり、1回のロケで何軒もの飲食店をハシゴして炭水化物や脂っこい料理を平らげることも珍しくありませんでした。
家庭でいくら減塩・低カロリー食を徹底しても、週に数回の大食いロケや深夜に及ぶ収録が続けば、内臓や自律神経にかかるストレスは相殺できません。50代を迎えた血管や内臓は、20代〜30代の頃のようなリカバリーが効かなくなります。視聴者が求める「太っていて陽気で大食いの日村さん」というタレントイメージと、50代の生身の肉体が求める「節制と休息」との間で、激しいギャップが生じていたのが実情です。