服部百音を語る上で欠かせないのが、日本のポピュラー音楽および劇伴音楽の歴史そのものと言える華麗なる家族構成です。曾祖父は「東京ブギウギ」や「青い山脈」を手がけた国民的作曲家・服部良一。そして祖父は日本レコード大賞編曲賞など数々の栄誉に輝いた名作曲家・服部克久、父親は大河ドラマ『真田丸』や『王様のレストラン』、映画音楽で名高い作曲家・服部隆之です。
さらに母親である服部エリも元ヴァイオリニストという徹底した音楽環境で育ちました。しかし、これほど巨大な看板を背負いながらも、彼女自身は「親の七光り」という見方を実力で完全にねじ伏せてきました。祖父や父の作品でソロを務める際にも、血縁への甘えは一切なく、一人の妥協なきソリストとして対峙する姿勢が高く評価されています。