知る」の丁寧語、実は失礼?正しい敬語をプロが徹底解説

知る」の丁寧語、実は失礼?正しい敬語をプロが徹底解説

知る」の丁寧語、実は失礼?正しい敬語をプロが徹底解説について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をお届けします。

文化庁が定めた敬語の指針では、敬語を「尊敬語」「謙譲語I」「謙譲語II(丁重語)」「丁寧語」「美化語」の5つに分類しています。「知る」を適切に使い分けるためには、まずこの体系を頭に叩き込む必要があります。

敬語の分類基本の言い回し対象・シチュエーション編集部の実践アドバイス丁寧語知っています / 知りません同僚・後輩・親しい間柄社内の同僚レベルまでに留め、上司や社外相手には原則として使用を避けるのが安全。知るの謙譲語(物・事)存じております / 存じませんニュース、事実、商品、規程など自分が「情報や事実」を知っていることを目上に伝える際の標準形。知るの謙譲語(人)存じ上げております / 存じ上げません特定の人物、取引先の担当者など「人」を対象とする場合は「上げて」を補うのが慣例。物事に使うと過剰敬語になるため注意。知るの尊敬語(標準)ご存知です / ご存知でしょうか上司・取引先が主語の行動相手の認識を尋ねる際の最頻出表現。「ご存知ですか」より「〜でしょうか」が圧倒的に好印象。知るの尊敬語(改まった形)お知りになる / お聞き及び公式文書、式典、重役への伺い「いつ頃お知りになりましたか」など、認識した時点を丁寧に問う場面で威力を発揮する。

表の通り、使い分けの最大の鍵は「対象が物か人か」、そして「主語が自分か相手か」という2点に集約されます。「知る」を自分側に引き寄せて語る場合は「存じる」、相手の行為として立てる場合は「ご存知」または「お知りになる」を選ぶことが、謙譲語と尊敬語の使い分けの基礎骨格です。

森 瞳
著者

森 瞳

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