それでは、ワンルーム住まいでテレビを所有していない人や、出張・旅行先などの外出先で視聴したい場合、どのような選択肢があるのでしょうか。現行の法制度とハードウェア環境において実証されている有効なアプローチは以下の3点に絞られます。
最も確実性の高い手段は、地上波チューナーを内蔵したネットワークレコーダー(バッファローの「nasne」や、パナソニック「どこでもDIGA」対応機器など)を自宅のネット回線に接続しておく方法です。専用アプリをインストールすることで、金曜ロードショーをスマホで見る方法として完全なリアルタイム遠隔視聴と録画予約が両立します。一度機器を導入してしまえば月額の追加費用がかからず、画質も安定しているため、テレビ受像機を置かずにパソコンでの視聴方法を確保したいユーザーにとって最も費用対効果が高い選択肢となります。
2つ目は、外出先で即座に観るための代替策として、各定額制動画配信サービス(VOD)の個別作品配信を活用することです。放送中の作品がハリウッド映画や一部の邦画である場合、U-NEXTやAmazonプライム・ビデオなどで既に見放題、あるいは数十円〜数百円の個別課金(PPV)でラインナップされているケースがあります。地上波独自のカット版ではなくノーカット版を鑑賞できる利点もあります。
3つ目は、モバイル対応のポータブル地デジチューナーを端末に外付けする手法です。電波状況に左右されるデメリットはあるものの、回線帯域のギガ消費を気にせずリアルタイム視聴ができる強みがあります。