日本の本格的洋菓子メーカーとして歩んできた株式会社不二家が、「お母さんの手作りクッキー」をコンセプトに新しい焼き菓子の開発へ乗り出したのは1980年代初頭のことだ。そして1984年、ついに初代「カントリーマアム」が世に送り出された。当時の日本におけるクッキー市場は、欧州風の固く乾いた食感が一般的であり、アメリカの田舎町で焼かれるような「しっとり系」は極めて異例のチャレンジだった。
誕生から時を経て、現在2026年に至るまで、その進化は一度も止まっていない。誕生初期の素朴な味わいから始まり、時代のニーズに応じた甘さの調整、さらには2026年最新のバリエーション展開まで、外はさっくり・中はしっとりという根幹を守りながら変貌を遂げてきた。単なるノスタルジーに甘んじず、常に現代の消費者が求める「美味しさの黄金比」を更新し続ける姿勢こそが、長きにわたり支持される最大の理由だ。