神奈川県教育委員会が推進する多様性尊重(ジェンダーレス対応)の指針に沿い、茅ケ崎西浜高校でも正式に女子生徒向けのスラックス選択制が定着しました。このスラックス導入は単なる理念の実現にとどまらず、同校特有の地理的条件において絶大な実用性を発揮しています。
茅ヶ崎市南湖に位置する同校は、相模湾から吹き付ける強い浜風(潮風)を日常的に受ける環境にあります。冬場の自転車通学において、スカート着用時の冷え込みや風煽りは長年の課題でした。スラックスを選択した生徒からは「冬の冷たい海風でも足元が冷えず、自転車通学が格段に楽になった」「シルエットがストレートで綺麗なのでブレザーと合わせやすい」といった肯定的な評価が寄せられています。
また、夏服と冬服の違いにも機能的な配慮が見られます。夏季には長袖・半袖のサックスブルーシャツに加え、涼しげで動きやすい学校指定のポロシャツの着用が認められています。さらに、温度調節用として指定のニット類(ベスト、セーター、カーディガン)が用意されており、気候に応じたレイヤードが可能です。季節の変わり目における体温調節の柔軟性は、近年の猛暑・寒暖差対策として生徒・保護者の双方から高く評価されています。