新潟の夜における最大の醍醐味は、やはり新鮮な海鮮と銘酒のペアリングに尽きます。三条市は内陸に位置しながらも、日本海側の寺泊港や出雲崎港から車でわずか30〜40分という好立地にあり、毎朝水揚げされたばかりの鮮魚が市内の酒場へダイレクトに届きます。
白身魚の王様であるノドグロの塩焼き、身が引き締まったヒラメや真鯛の刺身は、口に入れた瞬間に澄んだ旨味が広がります。これらを迎え撃つのが、新潟が誇る淡麗辛口の日本酒です。三条市内に蔵を構える「福顔酒造」の代表銘柄をはじめ、近隣の長岡や八海山、下越の銘酒までを常時20種以上揃える居酒屋が珍しくありません。
「海の幸と米の酒が互いを引き立て合う幸福」をこれ以上ない純度で体感できる点こそ、三条の居酒屋が全国の呑兵衛たちから熱狂的な支持を集める背景にあります。