1970年、テレビドラマ『おさな妻』で女優としての第一歩を踏み出した彼女は、瞬く間にその才能を開花させた。特筆すべきは、1971年に放送された伝説的特撮番組『仮面ライダー』への出演だ。野外ロケの現場でもひときわ目を引く美貌と自然体の演技は、子供向け番組の枠組みを超えて大人の視聴者の心まで掴んだ。
単なる「可愛い新人女優」では終わらなかった。1974年の松竹映画『砂の器』では、緒形拳演じる理髪師の娘・野々宮りえ子役を熱演。複雑な愛憎劇の中で魅せた切ない表情は、日本映画界に「実力派女優・島田陽子」の誕生を力強く印象づけた。