倉敷の路地を歩くと、築100年を超える町家をリノベーションした古民家カフェが目を引く。中でも代表格である「三宅商店」は、江戸時代の薬問屋の町家を活用した空間で、太い梁や格子窓、奥ゆかしい坪庭を眺めながら過ごせる名店だ。使い込まれた木床が心地よい音を立て、訪れる者を温かく出迎える。
伝統的な日本建築の骨組みを活かしつつ、北欧ヴィンテージの家具や現代アートを調和させた店舗も増えている。古いものをただ保存するのではなく、現代のライフスタイルに合わせた居心地の良い空間へと昇華させる工夫が、訪れる人々に新鮮な感動を与え続けている。