来館者がインターネット上の情報で最も陥りやすい罠が、アクセスと駐車場の取り扱いです。現場の交通事情を知らないまま訪れると、思わぬ時間ロスにつながるため事前の把握が欠かせません。
最大の盲点は、高松市美術館の駐車場料金と満車リスクに関する誤解です。「美術館の地下駐車場があるから車で直接行けば大丈夫」と考えていると、週末や連休には痛い目を見ることになります。地下駐車場は収容台数がわずか44台と都市規模に対して極めてタイトであり、入出庫口の道路も商店街付近特有の一方通行や歩行者の往来が多いエリアに面しています。休日の正午前後は入庫待ちの列ができることも珍しくありません。
スマートに車で訪れるなら、最初から美術館地下だけを目指すのではなく、近隣の大型提携駐車場である「高松市丸亀町町ドーム地下駐車場」や「高松中央商店街の市営駐車場」を視野に入れるのが鉄則です。丸亀町商店街で飲食や買い物をすれば駐車割引サービスを受けられる店舗も多く、美術館周辺の回遊と組み合わせることでトータルの駐車コストを最適化できます。
また、高松市美術館への電車・バスによるアクセスについても補足が必要です。JR高松駅から徒歩で約15分という距離は、気候が良ければ快適な散歩コースですが、悪天候時や荷物がある場合は高松市街地を巡回する「まちバス」(1回乗車100円〜200円程度)や路線バスを利用して「五番町」または「丸亀町参番街」で下車するのが最もスムーズです。琴平電鉄(ことでん)を利用する場合は、瓦町駅または片原町駅からアーケード街を通り抜けてアクセスできるため、雨に濡れずに移動できる点も大きなメリットと言えます。