Q1:体組成計に表示される骨格筋率が日によって乱高下するのはなぜですか?
A1:家庭用体組成計は微弱な電流を用いたインピーダンス法で筋肉量を推定しているため、体内の水分バランスの変化に大きく影響を受けます。前日の飲酒、塩分の過剰摂取、発汗、入浴直後、排泄のタイミングなどで電気抵抗が変わり、筋肉そのものが増減していなくても数値が数パーセント変動します。測定は「起床後の排尿直後、飲食前」など常に同じ条件下で行い、日々のブレではなく月単位の平均推移を見てください。
Q2:骨格筋は加齢によってどのくらいのスピードで減少していきますか?
A2:何もしなければ、30代から緩やかな減少が始まり、40代以降は年間約1%ずつ筋肉量が減少していきます。特に下肢の筋肉(太ももやお尻)は顕著で、70代を迎える頃には20代ピーク時の約半分の筋力まで低下することもあります。しかし、適切なレジスタンストレーニングと栄養摂取を継続すれば、80代・90代であっても骨格筋の筋肥大と筋力向上を起こせることが多くの医学的研究で実証されています。
Q3:ジムに通えない場合、日常生活の中で骨格筋を維持・増加させる最小限の運動は何ですか?
A3:まずは「椅子からの立ち上がりスクワット」を1日15〜20回×2〜3セット行うことから始めてください。下半身の大筋群(大腿四頭筋・臀筋)を一度に刺激できます。また、エスカレーターではなく階段を使う、早歩きと普通歩きを数分ずつ交互に繰り返すインターバル速歩を取り入れるだけでも、日常生活の中で速筋線維への刺激を維持し、サルコペニアの進行を食い止める強力な防壁となります。