小児期を何事もなく過ごしてきたにもかかわらず、20代〜40代の働き盛りになってから「見え方の違和感」を訴えて受診する大人が増加傾向にあります。自身の状態を把握するために、臨床現場で用いられる代表的な自覚症状をリスト化しました。
上記項目のうち2つ以上が慢性化している場合、潜在的な間欠性外斜視が生活の質(QOL)を著しく圧迫しているサインです。実際の当事者の告白を紐解くと、肉体的な疲労だけでなく「対人コミュニケーションにおける深い苦悩」が浮き彫りになります。
「商談や面接で相手の目を見て話そうとすればするほど、目が外側に泳いでしまう感覚に襲われ、視線恐怖症のようになってしまった」「恋人から『今、どこ見てるの?』と悪気なく言われた一言がトラウマになり、人と正面から向き合えなくなった」――。SNSやコミュニティサイトに投稿される当事者の悲痛な叫びは、この疾患が単なる眼科的異常にとどまらず、個人のメンタルヘルスや自尊感情を根底から揺るがす深刻な社会的問題であることを物語っています。