小さい猿のペット値段は?人気種の生体相場と飼育費の現実【2026】

小さい猿のペット値段は?人気種の生体相場と飼育費の現実【2026】

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日本国内で猿をペットにする法律と許可について、誤った解釈がネット上でも散見されます。かつて危険動物として許可制だったニホンザルなどは動物愛護管理法における「特定動物」に指定され、2020年以降は愛玩目的での新規飼育が全面禁止されました。一方、ショウガラゴやマーモセット、リスザルなどは現在特定動物のリストには含まれておらず、個人が愛玩目的で飼育するための特別な行政許可や免許は不要です。

ただし、野生個体の輸入はワシントン条約(CITES)および感染症法によって厳しく遮断されています。購入時は、正規の国内繁殖個体であることを証明する書類や血統管理がなされている優良ショップ・ブリーダーから迎えることが、法的なトラブルを避ける大前提です。

法的なハードル以上に飼育者を苦しめるのが、小型猿ペット寿命と病気への対応力です。小型霊長類は人間と遺伝的に近いため、人間の風邪やインフルエンザ、単純ヘルペスウイルスが容易に感染し、サルにとっては致死的な脳炎や重篤な肺炎を引き起こすリスクがあります。また、日光浴不足や食事の偏りによる「代謝性骨疾患(クル病)」は後を絶たず、骨折や骨の変形で歩行不能に陥る事例が頻発しています。

最大の障壁は、体調を崩した際に駆け込めるエキゾチックアニマル動物病院が圧倒的に不足している点です。看板に「エキゾチック診療」を掲げていても、対象はウサギやハムスター、インコ止まりで、「サル類は感染症リスクと保定の困難さから診察不可」と断られるケースが後を絶ちません。自家用車で片道2時間以上かけなければ診察できる専門獣医師がいない地域も多く、緊急時に命を落とすケースが深刻な問題となっています。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。