「ルーミー ソリオ どっちがいいのか」を判断するうえで、試乗時に最も体感差が出やすい要素が走行時の質感と乗り心地です。この差は、両車が採用しているプラットフォーム(車体骨格)の基本設計年次とサスペンションのセッティング思想に起因しています。
ルーミー ソリオ 乗り心地の違いを検証すると、路面の凹凸に対するいなし方に明確なコントラストが現れます。ソリオはスズキの高剛性かつ軽量な新世代プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用しており、段差を乗り越えた際の突き上げが角の取れたマイルドな挙動に抑えられています。また、直列4気筒エンジンを積んでいるため、アイドリング中や加速時のフロアやステアリングに伝わる微振動が少なく、車内の静粛性という点でもワンランク上の落ち着きがあります。
一方のルーミーは、背の高いスクエアなキャビンを支えるために足回りが硬めに味付けされています。舗装の荒れた路面では、リアサスペンションから「ドタバタ」とした突き上げ感が後部座席にダイレクトに伝わりやすく、同乗者が揺すられ感を訴える場面があります。加えて直列3気筒エンジン特有のビート音と振動が加速時に車内へ侵入しやすいため、静かな移動空間を求める層からは不満の声が挙がりがちです。
カーブを曲がる際のロール挙動においても、ソリオは低重心設計が功を奏して自然なコーナリング姿勢を維持しやすいのに対し、ルーミーは重心の高さから車体が外側に傾く感覚がやや強く、高速道路の横風を受けた際の修正舵が多くなる傾向が確認されています。