タイムリープは、日本のポップカルチャーを語る上でも欠かせない強力なギミックとして進化を遂げてきました。原点とされる筒井康隆の小説『時をかける少女』をはじめ、2000年代以降はサブカルチャーの枠組みを超えて社会現象を巻き起こすヒット作が多数誕生しています。
代表的な作品としては、緻密な世界線理論とタイムマシン開発を描いた『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』、過酷な運命を回避するために死に戻りを繰り返す『Re:ゼロから始める異世界生活』、悲劇の未来を回避すべく中学時代へ精神を飛ばす『東京卍リベンジャーズ』などが挙げられます。これらの作品は、「自らの意志で過去を塗り替え、大切な人を救い出す」というドラマチックな構造を持ち、タイムリープという概念の魅力を大衆に定着させました。