すぎもとまさと『吾亦紅』はなぜ泣ける?亡き母への悔恨と誕生の真相

すぎもとまさと『吾亦紅』はなぜ泣ける?亡き母への悔恨と誕生の真相

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杉本眞人氏は、元々歌謡界を代表する屈指のメロディーメーカー(作曲家)として知られていました。美空ひばり氏の『おまえに惚れた』、研ナオコ氏の『ボサノバ』、渡哲也氏の『花咲き酒』、小柳ルミ子氏の『お久しぶりね』『今さらジロー』、桂銀淑氏の『花のように鳥のように』、門倉有希氏の『ノラ』など、昭和から平成にかけて昭和歌謡・J-POP史に残る大ヒット曲を数多く世に送り出しています。

そんな「裏方のヒットメーカー」であったすぎもと氏が、自らマイクを握って歌った『吾亦紅』は、2006年のインディーズ的展開やアルバム収録を経て、2007年にシングル化されると口コミで爆発的な広がりを見せました。ラジオの深夜放送や有線放送でリクエストが殺到し、シニア層だけでなく団塊ジュニア世代の心をも鷲掴みにしたのです。

その反響を受け、2007年末の『第58回NHK紅白歌合戦』に58歳で初出場を果たしました。当時の紅白において、50代後半での初出場は極めて異例の快挙であり、黒いハットとサングラス、アコースティックギターを抱えてしゃがれたハスキーボイスで魂を込めて歌う姿は、日本中のお茶の間に強烈なインパクトを残しました。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。