試練の時期を乗り越え、彼女はさらなる飛躍を遂げます。その象徴的な転機となったのが、2015年3月に行われた芸名の改名でした。長年親しまれた平仮名交じりの「真矢みき」から、すべてカタカナの「真矢ミキ」へと表記を変更したのです。
改名の主な理由は、所属事務所の移籍(オスカープロモーションへの所属)と、50歳という人生の節目を迎えたことでした。「これまでのキャリアに甘んじることなく、心機一転して初心に戻り、新たな挑戦を続けたい」という強い決意が込められていました。また、姓名判断において画数が非常に良いというアドバイスも後押しとなったと明かされています。
改名前後を通じて、彼女は日本のエンターテインメント界に欠かせない名女優として数多くの代表作を世に送り出してきました。
- 『踊る大捜査線』シリーズ(沖田仁美 役):冷徹な女性管理官を演じ、女優としての地位を決定づけた出世作。
- 『ガリレオ』シリーズ(城ノ内桜子 役):冷静沈着で知的な監察医として、物語に深みを与える重要なポジションを担当。
- 『下町ロケット』(和泉沙耶 役):主人公の元妻であり研究者としての芯の強さを繊細に表現。
- 『さくらの親子丼』シリーズ(九十九さくら 役):心に傷を抱える子どもたちに無償で親子丼を振る舞うシェルターのオーナー役で主演を務め、温かな人間味でシリーズ化のヒットを牽引。
どの作品においても、単に華やかなだけでなく、挫折を知る大人の女性ならではの「深みとリアリティ」を役に吹き込んでいます。