多くの受診者が抱く最大の不安は「一度検査が始まったら、終わるまで絶対に外に出してもらえないのではないか」という点です。結論から言えば、MRI検査は患者の意思でいつでも途中で中断できます。
検査開始時、技師から必ず手に持たされるのが「ゴム球式の非常用連絡ブザー(コールボタン)」です。これを握ると操作室のアラームが鳴り、技師がマイクで直ちに声をかけ、磁場発生を止めて寝台をトンネルの外へ引き出します。
「途中でブザーを押したら医療従事者に迷惑がかかるのでは」と遠慮する必要は皆無です。無理をして体動が生じると画像がブレて再撮影になり、かえって検査時間が延びてしまいます。限界を感じた際は迷わずブザーを押して合図を送ることが、結果として安全かつ確実な検査進行につながります。