目やにトラブルに関して、インターネット上には医学的根拠に乏しい誤った対処法が散見されます。健康被害を防ぐために是正すべき代表的な誤解を取り上げます。
誤解1:水道水や市販の洗眼液で目を徹底的に洗えば治る?
目を水道水で直接パチパチと洗う行為は、角膜を守る重要な涙の油層・ムチン層を破壊し、水道水中の塩素によって角膜上皮を傷つける危険性があります。さらに、眼球表面に常在する有用な抗菌ペプチドまで洗い流してしまうため、かえって感染を助長します。
誤解2:市販の抗菌目薬を差しておけば病院に行かなくても大丈夫?
ドラッグストア等で入手できる市販目薬 おすすめ品(サルファ剤含有の抗菌点眼薬など)は初期の軽微な細菌感染には一定の効果を発揮しますが、ウイルス(アデノウイルス等)には一切効果がありません。また、鼻涙管閉塞症のような構造的閉塞に対して点眼薬だけで根治を目指すことは不可能です。漫然と使い続けることで原因菌の薬剤耐性化を招くリスクもあります。