時代の変化に伴い、施設内のテナント構成(ポートフォリオ)も大きな変容を遂げている。従来のファッション中心のラインナップから、近年では高級調理器具、アウトドアギア、さらにはオーガニックコスメや地場産の食品セレクトショップに至るまで、生活全般を彩るブランドの出店が相次ぐ。
背景にあるのは、家ごもり需要の定着と「身の回りの品を上質なものに変えたい」という消費者の本音だ。お気に入りのアパレルを探しに訪れた客が、帰りがけに高級鍋やデザイナーズ家具を買い求めていく。衣食住の境界線を曖昧にすることで、滞在時間を延ばし、客単価を引き上げる戦略が見事にハマっている。