子どもの健康な歩行を確保するために、シューフィッター(靴フィッティング専門家)が推奨する自宅での計測手順をマスターしておきたい。定規の上に足を乗せるだけの簡易測定では、荷重時の広がりを見落としがちになる。
計測の鉄則は「両足で直立した状態(立位荷重)」で行うこと。座った状態や寝かせた状態では、体重による足の沈み込みや指の広がりが反映されない。白紙の上に子どもを真っ直ぐ立たせ、かかとの最後端と、親指(または人差し指)の最先端に印をつけて長さを測る。さらに、親指と小指の付け根の最も出っ張っている周囲(足囲)をメジャーで測ることで、幅広甲高タイプかスリムタイプかを把握できる。
実際に選ぶべき靴のサイズは、実寸値に「捨て寸(つま先のゆとり)」として約0.5cm〜1.0cmを加えた数値だ。例えば実寸が16.7cmであれば、17.5cmのシューズが適切な選択肢となる。かかとをトントンと地面に合わせて履かせた際、つま先を上から押して親指の爪一枚分ほどの余裕があるかを必ず確かめよう。