スリラーバーク編の結末でゾロが瀕死の重傷を負い、全身血だらけになった直接の理由は、ルフィが受けた全てのダメージを身代わりに引き受けたことにあります。
モリアを撃破した直後、突如として現れたもう一人の王下七武海バーソロミュー・くまは、世界政府の命により麦わらの一味の抹殺を目論みます。「肉球人間」であるくまの圧倒的な力、そして空間の空気を圧縮して放つ超衝撃波「ウルススショック(熊の衝撃)」によって、一味やスリラーバークの海賊たちは壊滅状態に陥りました。
意識を保っていたゾロは、ルフィの首を狙うくまに対し、自らの命を差し出す代わりに船長の命を見逃してほしいと懇願します。ゾロの揺るぎない覚悟を見たバーソロミュー・くまは、ニキュニキュの実の能力を使い、モリア戦でギア2(セカンド)やギア3(サード)を限界を超えて酷使したルフィの体内から「全ての疲労と痛み」を肉球型の赤い塊として外部へ弾き出しました。
「すでに死に瀕しているお前がこれを受ければ確実に死ぬ」とくまから警告を受けながらも、ゾロは躊躇なくその巨大な痛みの塊へと飛び込みます。常人であれば即死するはずのルフィの致命傷を全身で受け止めた結果、周囲の地面が血の海と化すほどの凄惨な状態へと追い込まれました。