ネット上の旅行記やSNSで頻繁に見受けられる大きな誤解が、「河口湖もみじ回廊」と「河口湖もみじトンネル」の混同です。名前が似ているため同一視されがちですが、実際には場所も景観の特徴も全く異なります。
「もみじ回廊」は久保田一竹美術館のすぐ脇を流れる梨川沿いの約150mの散策路であり、川の両岸からせり出すモミジの枝が覆い被さる歩行者専用のスポットです。川沿いの回廊内部からは富士山が直接見えにくい構造になっています。
これに対し、「もみじトンネル」はもみじ回廊からさらに西側、大石公園を越えた湖北ビューライン沿い(県道21号)に位置しています。道路上に覆いかぶさるモミジの枝越しに、湖と雄大な富士山を一枚の構図に収められる写真撮影スポットとして名高い場所です。
富士山と紅葉のコラボレーション写真を狙うなら「もみじトンネル」や「大石公園」、深紅のモミジに包まれる没入感や夜間ライトアップを味わうなら「もみじ回廊」というように、目的を明確に切り分けて行程を組むことが失敗を防ぐ鍵となります。