登園基準である「普段の食事が摂れること」をクリアする上で、最大のハードルとなるのが口腔内の激痛です。痛がる子どもに無理やり固いものや酸味のあるものを与えると、食事そのものに恐怖心を抱いてしまいます。
回復を早め、脱水を防ぐための食事設計には、「冷たい」「刺激がない」「噛まずに飲み込める」という3原則を守ることが不可欠です。
【おすすめの食事メニュー】
- 冷製茶碗蒸し・豆腐ペースト:喉越しが良く、タンパク質を手軽に補給できる万能メニュー。
- くたくた煮込みうどん(冷まし):短くカットし、薄味のかつお出汁で柔らかく煮たあと、人肌以下に冷まして提供する。
- かぼちゃやじゃがいものポタージュ:塩分を控えめにし、牛乳や豆乳で伸ばした滑らかなスープ。
- ゼリー・プリン・アイスクリーム:エネルギー補給と口内の局所冷却を兼ねた優秀なレスキュー食。
避けるべき食品は、トマト、柑橘類(みかん、オレンジ)、アンパンマンジュースなどの果汁入り飲料、カレーやケチャップなどの香辛料・酸味を含む調味料、せんべいやトーストなどの硬い炭水化物です。水分補給には、刺激の少ない経口補水液、麦茶、冷ました白湯を少量ずつ頻回に与える工夫が功を奏します。