ホテルの最大の集客エンジンとなっているのが、大ホールで開催される大型ディナーです。熱海ニューフジヤホテルのバイキングは、和食・洋食・中華を網羅した常時約50〜70種類のメニューが並び、季節ごとに「カニ食べ放題フェア」「金目鯛と旬の地魚握り寿司フェア」といった企画が展開されます。
バイキングの真価を語る上で欠かせないのが、宿泊者全員に標準付帯する夕食アルコール飲み放題です。制限時間は通常70分〜90分(混雑状況による入替制)。アサヒスーパードライなどの生ビールサーバーをはじめ、ハイボール、サワー、焼酎、日本酒の熱燗・冷酒コーナーがずらりと並び、利用客自身が自由にグラスへ注ぐセルフスタイルを採用しています。静岡の地酒コーナーが特設されることもあり、酒類を好む旅行者にとっては、これだけで宿泊料金の半分以上の価値を回収できる圧倒的なシステムです。
料理のクオリティに関しては、高級割烹や星付きホテルのような繊細な職人技を求める場ではありません。しかし、目の前で職人が揚げるアツアツの天ぷらや、常に補充され続ける刺身、静岡おでんなどのご当地メニューは、価格設定を考慮すれば十分以上の満足度を誇ります。混雑するピーク時間帯(開始直後の15分間)を少し外し、アルコールを片手にゆったりと料理を選ぶのが、満足度を最大化するための賢い立ち回り方です。