保護犬活動のゴールは、シェルターを大きくすることでも、保護頭数を増やし続けることでもない。真のゴールは、保護犬が必要とされない社会、すなわち野良犬や飼育放棄の根本的な原因を抑え込むことにある。繁殖業者の規制強化やマイクロチップ装着の義務化、適正飼育の啓発など、法改正や社会構造の変化が進む中、現場の課題感を行政の政策へとフィードバックする役割が今まで以上に求められている。
自治体による殺処分が激減した現在、次なる課題は野良犬の避妊去勢手術(TNR)の徹底や、高齢者のペット飼育放棄(いわゆる老老介護ペット問題)への対応だ。官民が手を取り合い、地域社会全体で命を守るセーフティネットを張り巡らせる。神石高原町の小さな挑戦から始まった波紋は、日本の動物愛護政策そのものを動かす巨大なうねりとなり、今まさに新しい時代へと足を踏み出している。 (出典: ピース ワンコ ジャパン(Yahoo!ニュース))
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