数々のヒット作で主演を務める北川景子さんですが、そのプロとしての第一歩は特撮ドラマの現場でした。実写版セーラームーンの放送期間は、2003年10月4日から2004年9月25日(CBC・TBS系列、全49話)。当時、女子中高生向けファッション誌『Seventeen』の専属モデルとして活動を始めたばかりだった彼女が、本格的な演技に初挑戦した作品です。
北川景子の年齢は当時わずか17歳。地元・神戸の高校から上京したばかりの多感な時期に、巫女としての神秘性と戦士としての凛々しさを併せ持つ「火野レイ/セーラーマーズ」役に抜擢されました。火野レイは、仲間思いでありながらも時にツンデレな一面を見せるクールビューティー。実写版において彼女が放つ鋭い眼差しと抜群のスタイル、そして赤いセーラーコスチュームの着こなしは「原作から抜け出してきたかのような完成度」と大きな話題を呼びました。
演技経験がゼロの状態からスタートした現場では、変身ポーズやワイヤーアクション、感情のぶつかり合いなど過酷な撮影が続きました。北川さんは後に「監督から厳しく怒鳴られながら演技の基礎を叩き込まれた」と振り返っていますが、この1年間のハードな撮影こそが、現在の卓越した演技力の土台を築いたことは間違いありません。