高校野球の帽子をじっくり観察すると、クラウン(頭頂部の本体部分)の形状に大きな違いがあることが分かります。大きく分けると「角型(六方型・八方型)」と「丸型」の2種類が存在し、それぞれ異なる魅力を持っています。
高校野球の帽子における丸型と角型の違いは、前頭部の立ち上がりとフィット感にあります。
- 角型(六方・八方型):前立て部分にしっかりと芯が入っており、正面から見たときに台形に近い直線的なシルエットを描きます。伝統校に多く採用され、重厚感と厳格な規律を漂わせるのが特徴です。
- 丸型:頭の形に沿うように自然な丸みを帯びたフォルムで、頭部全体を包み込むような高いフィット感を提供します。軽快でアクティブな印象を与え、近年採用する新鋭校が増加しています。
用具を支えるブランドとしては、圧倒的なシェアと耐久性を誇るミズノ(Mizuno)、プロ野球直系のシャープなカッティングで支持を集めるゼット(ZETT)、丁寧な縫製技術とフィット感に定評があるエスエスケイ(SSK)やレワード(REWARD)が高校野球の帽子人気メーカーとして市場を牽引しています。
また、高校野球のキャップトレンドとしては、以前のような極端なV字曲げ一辺倒から、MLBやプロ野球の影響を受けた「適度なナチュラルカーブ」や、クラシカルな角型クラウンを現代的な軽量ストレッチ素材で仕立て直したハイブリッド型が主流となりつつあります。