呼吸商とは何か?糖と脂肪の燃焼比率を見抜く計算式と基準値を徹底解剖とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。
各基質が燃焼する際の特性と、生体への影響を整理したデータは以下の通りです。臨床やスポーツ生理学の現場でも、この基準値をもとに代謝評価が下されます。
栄養素・状態詳細・数値データ(RQ)一般的な基準・相場編集部の見解・評価糖質(炭水化物)RQ = 1.00
酸素1Lあたり約5.05 kcal食後高血糖時や高強度運動時二酸化炭素産生が多く、呼吸不全患者への過剰投与は換気負荷を増大させるリスクがある。タンパク質RQ = 約0.80〜0.82
酸素1Lあたり約4.46 kcal通常のエネルギー代謝では10〜15%極端な飢餓状態や異化亢進(侵襲期)では筋肉崩壊によりタンパク代謝比率が上昇する。脂質RQ = 約0.70〜0.71
酸素1Lあたり約4.69 kcal空腹時、長時間の低強度有酸素運動時酸素消費量に対して二酸化炭素排出量が最も少なく、呼吸負荷を抑えたい病態に適する。健常者の安静時(混合食)RQ = 約0.82〜0.85
酸素1Lあたり約4.83 kcal日本人の標準的な空腹時基準値糖質約40%、脂質約45%、タンパク質約15%が混合して燃焼している正常なベースライン。過換気・無酸素性代謝閾値超えRER(呼吸交換比) > 1.00〜1.20全力疾走、重度のアシドーシス補償時純粋な細胞呼吸ではなく、血液中の重炭酸イオン(HCO₃⁻)から過剰なCO₂が排泄される現象。