物語の終盤、4代目・四ノ森避 pidの死因が判明したことで、OFAを巡る衝撃の事実が明らかになりました。四ノ森は病死でも戦死でもなく、わずか40歳という若さで「老衰」によって死亡していたのです。
その理由は、器の限界にありました。すでに自身の「個性」というプログラムを持っている人間に、肥大化したOFAという巨大なエネルギーを注ぎ込むと、肉体に耐え難い過負荷がかかり、寿命を急速に削り取ってしまうのです。器に水が満ちている状態に、さらに大量の水を注げば器そのものが壊れてしまう現象に他なりません。
一方で、オールマイトが40年近くもOFAを保持し続けられたのは、彼が「無個性」だったからでした。空っぽの器であったため、過負荷を受けることなく力を定着させることができたのです。
しかし、デクの時代にはOFA自体のエネルギーが限界まで膨れ上がっており、もはや「生まれつき無個性である人間」以外には絶対に受け継げない力となっていました。超常社会が進み、無個性者の割合が激減している現代において、デクは必然的に「OFAを扱える最後の人間」となったのです。