1970年代や2000年代初頭のウルフカットといえば、ハイレイヤーで襟足をごく薄く残すパンキッシュな造形が主流でした。しかし、現在トレンドの最前線にあるミディアムウルフは、ベースの重みを残しながら表面に低めの段差をつける「ネオウルフ」へと構造がアップデートされています。
現場のトップスタイリストへの取材によると、オーダーの約7割が20代後半から50代の大人世代に集中しているといいます。支持される最大の理由は「ひし形黄金比」による圧倒的な小顔効果と、結べる長さをキープできる実用性の高さです。首元に自然なくびれを作ることで、首筋を細く長く見せる視覚的錯覚が働き、フェイスラインのたるみや輪郭のコンプレックスを自然にカバーします。
さらに、毛先をスカスカに梳きすぎない「質感重視のレイヤーカット」が浸透したことで、パサつきやハネによる広がりといった従来のデメリットが劇的に解消されました。トレンド感とオフィスにも馴染む品の良さが両立できることこそ、大人女子に選ばれ続けている決定的な要因です。