日本の園芸資材における「号数」は、古くから伝わる尺貫法の「寸」が基準になっています。1号=1寸(約3cm)という明確な定義が存在するため、6号鉢の直径は18cm(外径基準)と算出されます。高さは鉢の形状によって異なりますが、標準的な普通鉢(スタンダード鉢)であれば直径とほぼ同等の18cm前後、深鉢であれば20〜22cm、浅鉢であれば12〜14cm程度に設計されています。
植え替え時に多くの人が直面するトラブルが、「土が何リットル必要なのか」という問題です。標準鉢の場合、鉢自体の実質容積は約2.2〜2.6リットルとなります。ただし、底石(鉢底石)を1〜2cmほど敷き詰め、上部に水やり用のスペース(ウォータースペース)を1.5〜2cmほど残すため、実際に使用する培養土の量は約2.0〜2.2リットルが適正値です。ホームセンター等で市販されている「観葉植物の土(5リットル入り)」を購入すれば、6号鉢約2杯分をまかなえる計算になります。
見落とされがちなのが、水やり後の「重量」です。乾燥した状態の培養土とプラスチック鉢の組み合わせであれば1kg未満と軽量ですが、底穴から水が流れ出るまでたっぷりと給水した直後は、土が水分を抱え込むため総重量が2.5〜3.5kg前後まで跳ね上がります。陶器鉢やテラコッタ(素焼き)鉢を採用した場合は、鉢自体の重さが加わり4〜5kg近くに達することも珍しくありません。吊り下げ(ハンギング)や華奢なフラワースタンドに配置する際は、この重量変化を想定した耐荷重の確認が欠かせません。