日本の空を24時間体制で見守る気象庁は、日々の天気予報だけでなく、10日先から2週間先を対象とした「早期天候情報」を定期的に発信している。これは、5日ごとの平均気温が「かなり高い」または「かなり低い」状態になる確率が30%以上と見込まれる際に出される警告シグナルだ。
この情報が持つ意味は重い。農作物の管理や流通業界の仕入れだけでなく、一般の旅行者にとっても「どの服をスーツケースに詰めるべきか」「季節外れの熱中症や路面凍結のリスクはないか」を判断する極めて精度の高い羅針盤になるからだ。単日の予報が外れることはあっても、大気全体が帯びる熱量の傾向を捉えるこのデータは滅多に大崩れしない。