医療機関で受ける治療法は、主に健康保険が適用される標準治療と、自由診療を中心とした審美重視の治療に二分される。それぞれの特徴とダウンタイムの差を理解した上で、自身のライフスタイルに合った選択が求められる。
一般皮膚科で広く普及している「液体窒素冷凍凝固術」は、マイナス196度の超低温液体を用いて病変組織を凍結・壊死させる手法だ。保険適用で費用を抑えられる一方、凍結時の鋭い痛みや水ぶくれの形成、そして施術後に数か月から半年ほど続く炎症後色素沈着のリスクを伴う。体幹部など目立たない部位には適しているが、顔面への多発例では敬遠されることも少なくない。
対照的に、美容皮膚科などで導入されている「炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)」治療は、水分に反応するレーザー光によって病変部のみをピンポイントで蒸散・除去する。周囲の正常組織への熱損傷を極限まで抑えるため、出血がほぼ皆無で傷の治癒が早く、術後の赤みや色素沈着の期間も大幅に短縮できる。自費診療となるためコストは嵩むものの、顔面や首周りなど露出部の仕上がりを最優先したい患者にとって極めて有力な選択肢となっている。