越谷レイクタウン駅を降りて改札を抜けると、天候を気にせず滑らかに吸い込まれていく人々の波がある。この「改札から直通」という圧倒的な地理的アドバンテージこそが、館全体のダイナミズムを支える最大のエンジンだ。特にここ数年、周辺エリアでは新築マンションや戸建て住宅の供給が相次ぎ、若い一次取得者層の流入が目立つ。
朝の通勤時間帯が終わると、ベビーカーを押す若い親たちや、タブレットを手にカフェへと向かうクリエイターたちが一斉にフロアを彩り始める。かつて郊外型ショッピングモールといえば「週末に車で家族揃って出かける場所」だった。しかしここは違う。徒歩や電車を使い、まるで都心の街並みを歩くかのような感覚で人々が日常的に行き交う。都市型と郊外型の魅力が絶妙なバランスで融合した、極めて特異で現代的な人流がここには存在する。