桂木文が挑んだ大胆な表現は、映画やグラビア写真集という形で結実し、今なお語り継がれる名作を残しています。
映画界においては、鬼才・五社英雄監督の傑作『陽暉楼』(1983年)をはじめとする文芸・人間ドラマ作品に出演。艶やかさと人間の業を体現した体当たりの演技は、従来の清純派のイメージを完全に払拭し、映画ファンや評論家から高い評価を獲得しました。
また、出版界を席巻した単独写真集やグラビアでは、惜しみなく披露された美しい肢体と憂いを帯びた表情が絶妙なコントラストを生み出しました。単なる扇情的な露出にとどまらず、陰影を活かした芸術性の高い構図は、女性の官能美を極限まで引き出した作品として、現在でも古書市場やコレクターの間でプレミア価格がつくほどの人気を誇っています。