本作の真骨頂を味わうならば、あえて傘を差して訪れる「雨の日の散策」に勝るものはありません。映画のストーリー展開に沿って歩く、おすすめの巡礼ルートをご紹介します。
【推奨巡礼ルート:所要時間 約60〜90分】
新宿門(入園) ➔ イイギリの木・散策路 ➔ 日本庭園・上の池 ➔ 東屋(メイン聖地) ➔ 旧御涼亭(台湾閣) ➔ 千駄ヶ谷門方面
巡礼のスタート地点は、JR新宿駅南口から徒歩約10分の「新宿門」です。タカオが雨の朝、足早に足を踏み入れた並木道を抜けて日本庭園エリアへ進みます。雨粒で洗われた濃密なモミジやスズカケノキの緑は、映画冒頭の透明感あふれる色彩そのものです。
メインスポットである東屋に到着したら、まずは外側から池越しに建物を眺めるアングルでの撮影がおすすめです。水面に落ちる雨滴の波紋と、屋根から伝い落ちる雨垂れが、物語の静けさを呼び覚まします。その後、東屋のベンチから池の対岸を望むと、タカオがスケッチブックを開き、靴のデザインを描いていた視界をそのまま体験できます。
東屋を堪能した後は、すぐ近くの「旧御涼亭(台湾閣)」へ足を伸ばしましょう。中国風の木造建築から眺める池の景観は、映画の要所で見られた荘厳なレイアウトと寸分違わぬ美しさを誇ります。