香りトレンドの潮目が変わった。かつて市場の大半を占めていたのは甘美で直球な調香(フローラル・サボン・ウッディムスク)のフローラル単体だったが、現在はより深みのある複雑なレイヤードが好まれている。
特に注目を集めているのが、ジェンダーレスで使えるウッディムスクやシダーウッド、アンバーを基調とした落ち着きのあるノートだ。サボン系の清潔感をベースに据えつつ、ベースノートに重厚なウッドを忍ばせることで、単なる「洗濯物の匂い」から「洗練された大人のアロマ」へと昇華させる。性別を問わずシェアできる香りであることが、共働き世帯や単身層の購買意欲を強く刺激している。