STARTO ENTERTAINMENTの始動と歩調を合わせるようにして、大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤の5人が共同で「株式会社嵐」を立ち上げたという事実は、日本の芸能史における画期的な転換点であった。自らの名義で会社を設立し、主体性を持ってグループの歩みと権利、そしてファンとの関係性を未来へつなごうとする姿勢は、彼らの残してきたあらゆる公式成果物に新たな解釈をもたらした。
5人が等しくグループへの敬意と愛着を持ち続けているという確信は、保有する公式グッズへの愛着をより強固なものへと昇華させている。活動休止期間を経てなお、彼らの署名が入った会報や公式グッズが色褪せないのは、5人の絆が不可逆な過去ではなく、今もなお現在進行形の信頼として息づいているからだ。グループの意思決定が自律的な枠組みで行われるようになった現在、過去のアーカイブ群は単なる「過ぎ去りし日々の遺物」から「いつか訪れる新たな節目への架け橋」へとその意味を変容させている。