食事制限によって鶏胸肉を完全に排除する必要はありません。プリン体の物理的性質を理解した調理法を取り入れるだけで、摂取リスクを大幅に削ぎ落とすことが可能です。
プリン体は水溶性(水に溶け出しやすい性質)を持っています。日本痛風・尿酸核酸学会などの研究報告によれば、肉類を沸騰したお湯でしっかり茹でることで、肉に含まれるプリン体の約20〜30%が茹で汁の中に流出します。
ここで絶対に避けるべき重大な落とし穴が、「鶏胸肉を煮込んだスープや鍋の出汁をすべて飲み干すこと」です。
スープの中に肉から溶け出したプリン体やアクが濃縮されているため、汁まで完食してしまうと、茹でて落としたはずのプリン体を100%回収することになります。尿酸値をコントロールしたい期間は、蒸し鶏やサラダチキンを作る際に出た茹で汁は潔く処分するか、スープとして飲むのは健康な家族に譲るなどの徹底が求められます。