カバンがクローゼット内で雪崩を起こす根本的な理由は、「平積み」や「詰め込みすぎ」による視認性の低下にあります。バッグの上に別のバッグを重ねると、下になったアイテムに強い圧力がかかり、芯材の折れ曲がりや革のひび割れといった修復不可能なダメージを引き起こします。
プロの整理収納アドバイザーが提唱する基本原則は、バッグ収納において型崩れ防止の鉄則となる「立てて収納」の徹底です。本棚の本のように1点ずつ独立して並べることで、ひと目で全体を見渡せるだけでなく、取り出す際の摩擦や引っかかりをゼロに抑えられます。
さらに見逃せないのが湿気対策です。密閉されたビニール袋に入れっぱなしにすると加水分解やカビの原因になるため、クローゼット内ではバッグを不織布の保管袋に入れてホコリと湿気を遮断するのが、大切なコレクションを10年先まで美しく保つ秘訣です。購入時の詰め物(あんこ)を適度に残し、内部の立体感をキープした状態で保管しましょう。