自らの原点を忘れず、次世代を担う子どもたちへの直接的な支援に情熱を傾ける著名人の輪も年々拡大しています。坂本博之氏は引退後、児童養護施設の子どもたちを支援する「こころの青空基金」を設立し、全国の施設を巡回してボクシングを通じた心の交流や物資支援を継続しています。
さらに、自らは施設出身でなくとも、社会課題として児童養護施設の環境改善に取り組む芸能人は数多く存在します。匿名でランドセルや学用品を届ける運動から、自らの財団を通じて多額の寄付を行うミュージシャンや俳優まで、そのアプローチは多彩です。
近年では、単なる金銭的援助にとどまらず、エンターテインメントの現場へ子どもたちを招待する職業体験ツアーや、芸能・アートの才能を伸ばすための奨学金制度を新設する動きも定着しました。「受けた恩を社会に還元する」という崇高な循環が、芸能界の確固たるカルチャーとして根づいています。