神岡鉄道の廃線跡を活用した観光再生モデルとして、国内外の地域振興関係者からも高い評価を受ける飛騨神岡 レールマウンテンバイク。2台の自転車を強固な金属フレームで連結し、鉄道レール上を走行するこの乗り物は、車輪が継ぎ目を通過するたびに手元とお尻へ「ガッタン、ゴットン」と心地よいリズミカルな振動と金属音を伝えてくれます。
そのなかでも「大自然のスペクタクル」を前面に押し出したのが、旧漆山駅(うるしやまえき)を拠点とする渓谷コースです。エメラルドグリーンに輝く高原川沿いの崖っぷちを進み、かつて鉱山列車や気動車が駆け抜けた鉄路を自らの足でトレースします。
コース最大のハイライトは、川面から数十メートルの高さを誇る鉄橋の横断です。足元を覗き込めば、透き通った渓流と岩肌が視界に飛び込み、安全バーとレールフレームに守られていると頭では理解しつつも、自然と心拍数が跳ね上がります。木々の合間をすり抜け、ひんやりとした冷気に包まれるトンネルを抜けた瞬間に広がるパノラマビューは、他のアクティビティでは決して味わえない唯一無二の体験価値を生み出しています。