発災直後から、X(旧Twitter)や各種SNSプラットフォームには南米地震における現地の反応や動画がリアルタイムで投稿されています。チリやペルーの主要都市に滞在する邦人や現地住民からは、「ビルの高層階で立っていられないほどの横揺れが数分続いた」「スマートフォンの緊急警報が一斉に鳴り響き、街頭が騒然となった」といった切迫した証言が相次いでいます。
現地の防災文化は近年著しく向上しており、2010年の大震災以降に整備されたサイレン網とスマートフォンへの緊急アラートシステムが機能しています。沿岸部の住民は指定された避難経路に従い、整然と海抜の高いエリアへ徒歩避難を開始した様子が確認されています。一方で、一部の地方都市では携帯回線の輻輳による一時的な通信遮断や、ガソリンスタンドへの買い出し渋滞が発生するなど、初動における混乱も一部見受けられました。
日本国内のSNS上では、「地球の裏側の地震だから大丈夫だろう」という楽観視と、「1960年の再来になるのではないか」という過度な不安が二極化して交錯しています。こうした情報空間の混乱に対し、報道機関や専門家は「無用なパニックを避け、信頼できる観測機関の一次情報を確認すること」を一貫して呼びかけています。