『闇芝居』シリーズにおいて、第2期の幕開けを飾ったのが2014年7月に放送された第2期第1話「タロちゃん」です。監督陣にはホラー映画界の実力派クリエイターが名を連ね、前作以上に心理的圧迫感を高めた作風が話題を呼びました。
本作の不気味さを語る上で欠かせないのが、紙芝居屋のおじさん役を務める津田寛治氏の語り口と、臨場感あふれる声優陣の怪演です。日常会話から徐々に狂気へと侵食されていくキャラクターたちの声音は、短尺アニメとは思えないほどの濃密な緊張感を生み出しています。
物語のあらすじは、主人公の青年が友人に連れられて「絶対に笑える面白い芸人がいる」と噂される怪しげな地下劇場へ足を運ぶところから始まります。薄暗くじめついた劇場の客席には、どこか生気を失った観客たちがびっしりと腰掛けていました。やがて舞台の幕が上がり、奇妙な白塗りの化粧を施した芸人「タロちゃん」が姿を現します。