各種フリマアプリの普及に伴い、着払い取引におけるトラブル相談が急増しています。編集部が調査した現場の実態と、個人間取引で多発しているリアルな摩擦要因を検証します。
まず押さえるべきはゆうパケット着払いメルカリ対応の実情です。メルカリが提供する「ゆうゆうメルカリ便」は発払い専用のシステムであり、着払い発送には一切対応していません。メルカリでゆうパケットを着払いにする場合、配送方法を「着払い(購入者負担)」に設定した上で、通常のゆうパケットとして送る必要があります。
ここで発生する最大のデメリットが「匿名配送が使えないこと」と「購入者との認識齟齬」です。ネット上のコミュニティやSNSでは、以下のようなトラブル事例が多数報告されています。
【現場で頻発するトラブル事例】
・「送料込み(出品者負担)と勘違いして購入した」と購入者が主張し、配達時にトラブルになる
・購入者が不在がちで保管期限(7日間)が過ぎ、差出人に戻ってきてしまう
・受取時に「想定より高かった」とゆうパケット着払い受け取り拒否を主張される
万が一、受取人に受け取りを拒否された場合や保管期限切れとなった場合、荷物は差出人の元へ返送されます。この際、発送にかかった正規の運賃および手数料が差出人に請求されるケースがあり、出品者側が往復の手間と金銭的損失を一方的に被るリスクを孕んでいます。フリマ取引で着払いを利用する場合は、事前に取引メッセージで「着払いであること」「受取時に支払う概算金額(271円〜381円)」を明確に伝え、合意形成を図ることがトラブル防止の鉄則です。