Q1:手紙で「拝啓」と書いたのに、うっかり「敬具」を書き忘れたらどうなりますか?
A1:頭語と結語は必ずセットで成立するルールのため、拝啓だけ書いて結語を忘れると「言いっぱなしで立ち去る」ような礼儀知らずの印象を与えてしまいます。手紙を投函する前には、冒頭の頭語に対応する結語が末尾に正しく存在するか必ず指差し確認を行ってください。
Q2:横書きの手紙や一筆箋でも「拝啓・敬具」は書かなければいけませんか?
A2:横書きの手紙であっても、フォーマルな便箋を用いる公的な書面であれば「拝啓・敬具」を正しく配置します。ただし、数行程度の「一筆箋」やカジュアルなメッセージカードの場合は、頭語・結語を省略して用件から書き始めるのが一般的です。スペースが狭い一筆箋に無理に拝啓・敬具を詰め込むと、かえって窮屈で不自然な印象になります。
Q3:英語のビジネスレターやメールにおける「敬具」に相当する表現は何ですか?
A3:英語の書簡では、冒頭の「Dear Mr. [相手の姓],」という呼びかけに対し、結びの言葉(Complimentary Close)として添える「Sincerely,」や「Sincerely yours,」が日本語の「敬具」に相当します。親しい間柄であれば「Best regards,」や「Warm regards,」が使われますが、最も格式高くフォーマルな対応関係としては「Sincerely」が敬具の英訳として定着しています。