日本国内で流通するアイス類は、厚生労働省が所管する乳等省令(乳及び乳製品の成分規格等に関する省令)に基づき、明確な食品表示基準によって4つに分類されています。
具体的には、乳固形分15.0%以上・うち乳脂肪分8.0%以上のものが「アイスクリーム」と名乗ることができます。これに次いで乳固形分10.0%以上・乳脂肪分3.0%以上のものが「アイスミルク」、乳固形分3.0%以上のものが「ラクトアイス」、それ以外の果汁などを凍らせたものが「氷菓」です。
ここで興味深いのが、本場イタリアの手作りジェラートの多くが、日本の基準に照らし合わせると「アイスクリーム」ではなく「アイスミルク」や「氷菓」に該当する点です。ジェラート(Gelato)はイタリア語で「凍ったもの」全般を指す言葉ですが、一般的なレシピの乳脂肪分は4〜8%程度に設計されています。ミルクのコクをしっかりと残しながらも、乳脂肪をあえて控えめに抑えているのが最大の特徴です。