極限の荒行を達成した塩沼亮潤大阿闍梨は現在、宮城県仙台市太白区秋保町に自ら建立した福聚山 慈眼寺(じげんじ)の住職として、日々の勤行と人々の救済に力を注いでいます。開山から歳月を重ねた境内は、名勝・秋保温泉街の奥に位置する静謐な祈りの場として定着しました。
慈眼寺における活動の柱となっているのが、定期的に執り行われる護摩祈祷と法話です。原則として毎月第1・第3日曜日の午後1時から本堂で護摩が焚かれ、祈願のために全国から参拝者が訪れます。かつて命を削って炎と対峙した大阿闍梨が、眼前の参拝者の苦悩を受け止めながら立ち上る火柱に向かって一心に祈りを捧げる姿は、訪れる人々に圧倒的な静寂と気迫を感じさせます。
また、塩沼師の活動は寺院の境内に留まりません。企業経営者向けのリーダーシップ研修、学校教育の場、国際機関での平和フォーラムなど、多方面からのオファーに応える講演会を年間多数こなしています。難解な仏教教理を振りかざすのではなく、自身の壮絶な失敗談や身体の痛みをユーモア交じりに語る語り口は、幅広い世代から深い共感を集めています。