観光の文脈においても、利用者の意識変化が見られる。かつて温泉旅行といえば、温泉街の中心にある高級旅館やリゾートホテルに籠もるのが一般的だった。しかし近年、旅のスタイルは多様化している。
昼間は由布院の街並みを散策し、夜は別府のディープな立ち寄り湯をハシゴする。そして宿泊自体はスマートにコストを抑え、浮いた予算を現地の美食や体験アクティビティに回す——こうした「賢い観光スタイル」を選ぶドライバー層にとって、高速道路ICや幹線道路へのアクセスの良さは絶大なメリットだ。混雑する観光地の中心部を避け、夜間は静かなロードサイドで羽を伸ばす選択が、個人旅行者の間で急速に定着しつつある。